凍える君のカタルシス

STORY

ひとりでいい、そう思っていたのにー…

幼少期、凄惨な事件に巻き込まれ、周囲から好奇の目に晒されたことによって人と上手く関われず、距離を取ることで自分を守っていた青年・九条 慎(くじょうしん)。ところがある日、大学の入学式で日野原 颯(ひのはらはやて)と出会い、彼の日常は大きく変わる。こんな自分に無邪気に笑いかけ、明るく接してくれる颯。そして過去を知ってもなお変わらない態度に、戸惑いながらも心を動かされ、いつしか惹かれていく。颯もまた慎の優しさと他人を思いやる気持ちを愛おしく感じ、お互いに特別な感情を抱く…少しずつ孤独から抜け出しかけていた慎だったが、その最中衝撃的な事件が起こってしまい…!?

  1. 1話

    プロローグ

  2. 2話

    それは、まるで運命のような

  3. 3話

    初めての感情

  4. 4話

    隣においでよ

  5. 5話

    その表情の意味を教えて

  6. 6話

    安定と孤独

  7. 7話

    胸の奥がむずむずするような不思議な感覚

  8. 8話

    嬉しいはずなのに…複雑な気持ち

  9. 9話

    「依存、してるのかな…」愛でるような瞳を向けられ…

  10. 10話

    噛みつくようなキスと触れられない指先

  11. 11話

    進路

  12. 12話

    心が向かう先は

  13. 13話

    俺はどこまで颯に触ってもいい?

  14. 14話

    甘酸っぱくて…激しい初エッチ

  15. 15話

    幸福からの転落

COMMENT

心に傷を負った孤独な青年がとある出会いによって、癒され、前向きに生きていく様子を描いたハートフルな物語。
大胆なストーリー構成と丁寧なモノローグが魅力。彼らを応援しながら読めてしまいます◎

CHARACTORS

01

九条 慎

過去のトラウマで周囲の人と打ち解けずにいる孤独な青年。大学で出会った颯に惹かれ、共に前向きに生きようとするが…

02

日野原 颯

慎と同じ大学に通う明るく無邪気な青年。どこか影のある慎をほうっておけず、積極的に関わろうとする。

みよしあやと

Miyoshi Ayato

「夕日に触れるその前に」で商業デビュー 
1/8生まれのA型 
好きな食べ物はクリームソーダとラムネ菓子 
日課はラジオ体操と実家の犬に思いをはせながらぬいぐるみを撫でる事 
占星術鑑定で「時空が歪んでいる、時間という概念がそもそも備わっていない」と言われた事を少しだけ気に病んでいる

作家紹介

凍える君のカタルシス

  • みよしあやと

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